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2007.08.07 片山健さんのギャラリートークその2
サイン本♪

片山健さん、ご自分のことを何度も
「心が不自由で、いつも居心地が悪い思いをしている」のだと話していました
いつも迷子感覚で自分の方向やするべきことが、はっきりわかっているわけではない
常に迷っている…というようなことをおしゃっていました
それに対して、スズキコージなどは自分が明確ではっきりしている
あれはすごい賢者だ、とも…
麦藁帽子にトートバッグを手にされていた片山さん
電車でいらしたのかな…なんて思いました
その風貌にも、その人となりがにじみ出ているように思われます
「心が不自由で困ることもあるけど、困っているわけでもないのです」
と最後に加えられていたのが印象的でした


↓また長いです
「ぼくからみると」の話は、片山さんが1人で話してくださいました
その後、ギャラリーの館長?のインタビュー形式でお話が続きました
興味深い話ももちろんたくさんあったのですが、
質問者(館長)自身が好きな絵本を中心とした問いが多く
せっかく「タンゲくん」や「こっこさん」の原画が展示されていたのに
そちらは断片的におわってしまった感が強く
もう少し掘り下げて聞いて欲しかったという残念なキモチもあります
メモをとっていなかったので、記憶を掘り起こして箇条書きで…
・(あえて絵と言わず)いたずら書きのようなものは、大好きで
 小さな頃からずっと描いていたが、中学の3年間は全く描かず
 人生のうちこの時だけは勉強に燃えた
 特に数学の問題を解くのが楽しかった
・高校に入学したその日に「居心地が悪い、ここは自分のいる場所ではない」
 と感じたが、3年間なんとはなしにではあるが通った
 あんなに楽しかった数学も一気に難しく感じて、だめになった
・高2で絵描きになろうと心ざし、家業の肉屋のコロッケ揚げを手伝いながら通える
 地元(吉祥寺)に近い武蔵美のデザイン科に進学
 ところが、商業デザイン科はすでに、事務所でアルバイトをしているような
 ツワモノぞろいでまたしても居心地が悪かった
・卒業後、デザイン事務所に就職するも、やはり居心地が悪く
 だからと言ってすぐにやめるのもダメだとガマンしていたが
 ここでガマンし続けるよりも、おなかがすくことをガマンする方がましだ
 と思い、半年ほどで退職を決意する
 それを聞いた上司に「君はそうだろう」と言われた
・古本屋で絵本を見て、思うものを感じ、絵本を自費出版する
 紙質を3種類も使ったので費用もかさみ、さらに落丁などを多く招き
 200部刷ったうち50部ほどは、売り物にできなかった
 できる前は、買ってくれると思っていた人たちも
 いざできあがると「これいただけるの?」と言って買ってくれなかった(笑)
・貧乏生活がひっ迫し、空腹に気絶してしまったこともあった
・コドモが生まれたのを機に、また絵本を描くようになる
 コドモには教えられることも多かった
 「どんどん どんどん」の男の子は息子がモデル
 絵と同じく、でかパンをはかせるのが好きだった
・「大きい川 小さい川」の中で「楽しい氾濫、豊かな氾濫」とあるのは
 実は誤植で、自分でも出版されるまで気づかなかった
 (自分では正しい文に置き換えていつも読んでいた)
 正確には「楽しい氾濫、愉快な氾濫」であったが、ある書評で
 この「豊かな~」の部分がたいそう評価されていて、言い出せなくなってしまった
 川=コドモのイメージである、最後の2ページについては
 不要ではという意見もあったがやはりこれは必要である
・「ぼくにきづいたひ」この挿絵は本当に難しくて、なかなか描けなかった
 本当は断ってしまいたい思いもあったが、あまりの遅さに先方から
 「どうしてもダメなら、断ってくださっていいですよ」と言われ
 逆に断れないというキモチになった(笑)
 関西で話をする仕事があり、滞在中のホテルでも絵を描いていたところ
 阪神淡路大震災に見舞われたので、この本と震災がセットで思い出される
・(先生と呼ばれるのはお好きではないので片山さんと呼びますと
 始めに断っておきながらも、先生と呼んでしまい謝る質問者に対して)
 「いいですよ、そうしないとあなたが落ち着かないでしょ
  そういう時はかまいませんよ」

最後に、会場の人たちからの質問コーナーがありました
いろんな質問にも丁寧に答えてくださっていました
・「タンゲくん」は自分が飼っていたわけではないが、モデルの猫がいる
・(「こっこさん」に限らず、娘さんがモデルではと思われる女の子たちは
 どれも眉毛が太く凛々しくてとても前向きな少女という印象を受けるが
 片山家の女性像もそうであるかとの問いに)
 総じて、その傾向にある、自分以外は皆前向き
 眉毛や目は最後に書き入れるので、ずいぶん悪そうな目つきになってしまって 
 何枚も書き直さなければならないこともある
 眉毛の太さも、今となっては、やりすぎと思われるところもある
・カエルを飼うのが好きでよく飼っていたので
 「アマガエルと暮らす」のお話がきたのだと思われる
 ただ自分の場合、毎年4月になると無性にカエルを飼いたくなり
 飼うのだけれど、秋ごろには池に放してしまう
 そしてまた春になると飼いたくなるの繰り返し(笑)
・(ことこさんは自分がモデルであることをどう思っていたかの問いに)
 彼女の友人が遊びに来て、帰ったあとの部屋にコッコさんシリーズだけが
 散乱していたことがあり、どうやら少し自慢していたのかな?と思ったことがある
・いつも迷子感覚でこの先自分がどうなるかわからないが
 わからないまま描いているのではなく、その時には
 これだ!と体中にひらめくというかみなぎるというか
 そういう感覚がやってくる

2時間ほどの間でしたが、本当にあっという間でした
原画の出されている絵本しか販売していなかったので
「コッコさんとかかし」を購入して、小学生の人と一緒に
持って行った「タンゲくん」ともう1冊にサインをしていただきました
それぞれの絵本に、描く絵もちゃんと合わせてくださって嬉しい限り♪
それなのに小心者の私、「お願いします」と「ありがとうございました」以外
なーんにもお話できませんでした(涙)
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