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2007.05.21 ペンキや
ペンキや

「お客さんの望む色」を感じとって塗ること…ペンキやになった
しんやにとってとても難しいことでした
彼が一度も会うことなく亡くなってしまった父もまたペンキやでした
その父の面影を探しに旅立つフランスへの船中で、謎の女性に
いつか船をユトリロの白で塗って欲しいという依頼と
枕元に置いて寝るとお客の望む色がイメージできる
父の形見の刷毛を託されます



梨木香歩さんの絵本です
絵は、出久根育さん…この方の絵本は「おふろ」(←シュールです)と
「山のタンタラおばあさん」しか読んだことがないのですが
すごく雰囲気のある絵を描かれるな~と思います
この「ペンキやさん」ではユトリロがキーワードとして出てきますが
私は、同じエコール・ド・パリのモジリアニや藤田の絵も感じました
(ってあまり詳しくもないのに…なんですが)

しんやが託された「ユトリロの白」
喜びや悲しみ うきうきした気持ちや寂しい気持ち 怒りやあきらめ
みんな入ったユトリロの白 世の中の濁りも美しさもはかなさも
(本文より)
しんやは最期にそれをなし終えます
仕事をするということ、生きていくということ
「ユトリロの白」にはそんな「人生」が凝縮されているのでしょう
満足そうに微笑んで旅立つしんやに
自分のしてきたことに満足して静かに終焉を迎えることができる人生
人としてあるべき姿を垣間見ます
そして、形見の刷毛とその依頼はまたしんやと同じように
息子のしんいちくんにも託されるのだろうな…と思わせるラストと
自分にできることを真摯にひたすらに働いた彼と
それに寄り添い支えた妻と、父を敬愛する息子
そんな家族の姿も胸に響きます
(梨木香歩作 出久根育絵 理論社)


昨夜読んだ本

昨夜読んだ本(上1冊は小学生の人)
「注文の多い料理店」宮沢賢治原作 スズキコージ絵 ミキハウス
「あなはほるもの おっこちるとこ」クラウス文 センダック絵 わたなべしげお訳 岩波書店
ちいさなちいさなえほんばこより
「チキンスープ・ライスいり」センダック作 じんぐうてるお訳 冨山房
「ピエールとライオン」センダック作 じんぐうてるお訳 冨山房
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