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2007.04.19 ルピナスさん
ルピナスさん

ルピナスさんははじめからそう呼ばれていたわけではありません
大好きなおじいさんのように遠くの国に行き
海のそばに住むことにしたけれど
そのおじいさんとかわした大事な約束
「世の中をもっと美しくするためになにかする」
なにをすればいいのか…彼女は海を見ながら、そして病床で考えました

花が咲き乱れて美しい季節になりました
隣家の庭先や花屋の店頭などの花々を見ると
ふと口元もキモチもゆるやかになります
家の花壇でも思いがけないところに、こんな花の芽が…なんてみつけて
ちょっぴり嬉しくなったりすることもあります
(花の芽かと思って期待していたら、ただの雑草だったことも多々ですが)
ルピナスさんは、自宅の庭にまいたルピナスの花の種を風が運んで
家から離れた丘の上で咲いているのを見つけて、気づきます
世の中を美しくするために、花の種をまいて歩くことを!
彼女の行動をおかしく思う人もいましたが
翌春あふれるルピナスの花は、町の景色はもちろん
人々の心をも美しくしてくれました
その話を聞いたルピナスさんの姪の少女アリスもまた
「世の中を美しくするために何かする」同じ約束をかわします
今はわからないけれど、きっといつかわかる日はくると信じて…
それは、こぼれ種から毎春咲き続けるルピナスの花と同じく
人の営みとして引き継がれていくべき大事な約束です

世の中を美しくして次の世代へ引き継ぐ
今の私たちはまったく逆の行為をしているように思えます
温暖化やゴミなどの環境も、そして社会のしくみも
そしてその世の中を支える人の心も…
子どもたち、そしてまたその子どもたちの時代には
どのようになっているのか想像するのが怖くなることもあります
自分で出来ることは、ほんのささいなことかもしれないけれど
まずはそこから…私も世の中を美しくするために何ができるか
何をするべきなのか、考え、みつけられたらと思います

どのページもクーニーの繊細で美しい色彩にあふれています
巻末にはその色彩について、ルピナスさんの一生と花の色を
リンクさせているという解説もあり、より興味をひきます
中表紙というのでしょうか、タイトルのページには
青や紫、水色などの小さな花をたくさんつけて
まっすぐに立つルピナスの姿が大きく描かれ
それはまさしく凛として生きたルピナスさんの姿そのもののようです
(バーバラ・クーニー作 掛川恭子訳 ほるぷ出版)

春が来ると村中がルピナスの花に



昨夜読んだ本

昨夜読んだ本(左1冊が小学生の人)
「長くつ下のピッピ」リンドグレーン作 大塚勇三訳 岩波書店
「ガンピーさんのふなあそび」ジョン・バーニンガム作 光吉夏弥訳 福音館書店
「もりのなか」マリー・ホール・エッツ作 まさきるりこ訳 福音館書店
「げんきなマドレーヌ」ルドウィッヒ・ベーメルマンス作 瀬田貞二訳 福音館書店

絵本のカテゴリーの存在を忘れそうなくらい
久しぶりになってしまいました~
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